5.準備食の過ごし方についての解説(ファスティング開始3日前〜ファスティング開始までの間)

準備食の意図に関して

準備食はファスティング中の肉体的、そして空腹感等の精神的な負担を最小限にし、そしてファスティングそのものを効果を最大限まで上げる為に行います。

理想は3日間の準備食を行えたらベストですが、会食や家族とのご都合で難しい場合は2日間でも問題ありません。

準備食期間中に避けた方が良いもの

下記内容は胃腸に負担をかけてしまう準備食期間中に基本的に避けてほしいと考えているものになります。

しかし、実際には食べ物に対する消化力は人や食べる物によって様々ですので、下記内容をベースとして“翌日に身体の重さやダルさ等が残らないもの”を摂取して頂けたらと思います。


  • 暴飲暴食(腹7分目がベスト)
  • カフェイン
  • レトルト食品
  • 脂分が多い肉類
  • 揚げ物などの油分が多いもの
  • アルコール
  • その他消化に悪い食事
などです。

とくにカフェインに関しては日常的にカフェインを摂取してる方はその離脱症状として頭痛が発生するケースが多いです。

多くの場合は大体1日で治まりますが、あまりにお仕事等に支障をきたす場合にはお薬等に頼るのも1つかと思います。

特にやめてほしいこと≪最後の晩餐≫

準備食最終日の夕食時にファスティング前最後の食事ということでお腹いっぱいに食べたいものを食べてしまう方がいます。

しかし、そういった準備食の過ごし方をされると血糖値が乱高下し、ファスティング初日の空腹感が強く出てしまう原因となります。更にせっかくのファスティングにも関わらず前日食べたもので内臓に負担をかけてしまうので本末転倒となってしまいます。

その為準備食というのは気持ちの準備ではなく、ファスティングをする為の身体の準備をして頂けたらと思います。

積極的に摂取したい食事について

では、次に積極的に摂取したい食事の例です。

記事冒頭でも触れましたが準備食で大切なのはファスティングの効果を最大限にしてあげることです。その為にはより身体がデトックス(代謝)を促進してあげる為のバランスの良い栄養補給が必要となります。

以下内容は健康的な食生活の代表例で、これらの頭文字を組み合わせて“まごわやさしい”という有名な語呂合わせがあります。ぜひ【まごわやさしい レシピ】とwebで検索して頂けると、たくさんのメニューが出てきます。ぜひ調べてみてくださいね。

  • 豆類(大豆、大豆製品、小豆等)
  • ゴマ、種実類(ナッツ、クルミ、アーモンド)
  • わかめ、昆布、海苔などの海藻類
  • 野菜
  • シイタケ、しめじ等のきのこ類
  • イモ(サトイモ、じゃがいも、さつまいも等)

もし、あまり自炊をされないという方であれば開眼ドリンク(またはシリアル)や酵素ドリンクを使った準備食をすることで消化に優しく、栄養バランスを取れた準備食期間を過ごすことも可能です。

開眼ドリンクレシピ

開眼シリアルレシピ

普段外食がメインの方であれば、大戸屋やよい軒といった和食がお勧めです。

また、スーパーやコンビニのお弁当や総菜は添加物等が多く含まれる為、あまりおすすめは出来ませんが、仕方ない場合はなるべく添加物の少ないものを選択して、暴飲暴食を避けていただけたらと思います。

準備食は疎かにされやすい部分でありますが、ファスティングを楽に乗り越えたり、効果を最大限まで引き上げるには準備食での取り組み方が大変重要となってきます。

ぜひこれをきっかけに、普段の食事から徐々に見直していくきっかけとなれば幸いです。