TENMEIブランド無農薬米「筍香米」が出来るまで
お世話になっております。TENMEI SHOP運営です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?秋を通り越し、すっかり冬を感じる気温となってきましたね。気温の変化もありますので体調管理には十分にお気をつけください。さて、6月に苗の定植から携わらせて頂いた無農薬のお米の収穫が10月に終わり、パッケージも完成しましたので遂にご提供の準備が整いました。
今年から活動の一環として、兵庫県稲美町の古民家で生活をしてご縁を頂いた農家さんから「農」を学ばせて頂きながら、こだわりと愛を持って育てられた生産物をTENMEI SHOPをご利用頂いている皆様に届けていければと考えております。
その活動の第1弾として、TENMEIブランド無農薬米「筍香米」の取り扱いを開始させて頂きます!こちらの記事では、「筍香米」がどういったこだわりを持って、育てられているのかを説明させて頂きます。
是非とも、「筍香米」へ向けられた農家さんのこだわりと愛を記事から感じて頂き、お試し頂けたら嬉しいです。
ご購入はこちらから↓
https://tenmei-shop.com/collections/syunkoumai
《稲美町の活動について》
2021年半ばからECサイトを活用して頂いている皆様に、無農薬で安全なお野菜やお米をご提供をしていきたいという思いがありました。その為の拠点を探していく中で2022年7月にご縁を頂いて、兵庫県加古郡稲美町の古民家をご購入させて頂きました。
古民家の近くの農家さんとご縁を頂いたことがキッカケで、その近くの古民家を活動の拠点とする為に約1年半ほどかけて古民家のリノベーションを行なってきました。この古民家を活用して無農薬野菜やお米のご提供から農業を通して健康的な生き方や正しい生活習慣を身につける為のプログラムの展開、稲美町の地域活性化に繋がるようなイベントなどを本格的にスタートしていきます。
今回は活動の第1弾として無農薬米「筍香米」の販売を開始させて頂きます。農家さんの愛情とこだわりがこもった美味しいお米なので、是非一度お試しください!
《「筍香米」とはどんなお米なのか》
稲美町から50分ほど車を走らせた兵庫県姫路市石倉(太市)に、竹藪を保有していて竹職人さんの岡さんという方がいらっしゃいます。TENNEI SHOPでも販売をさせて頂いております竹炭パウダー「竹炭雄」の原料も岡さんの竹から作られております。
※現在、竹炭パウダーの販売はおこなっておりません。


ちなみに竹に関しては無農薬の孟宗竹です。太市は筍が有名で姿形は京都山城、味は姫路太市のたけのこと言われております。その筍の皮を活用しております。
田んぼの水に関しては、田んぼ近くにあるため池の水を活用しており、その池には綺麗な水にしかない潤菜がなっています。綺麗な水からミネラルをたっぷり吸収して育ったお米なので安心ですね。


また、無農薬での栽培となるので除草作業がとても大変ですが、丁寧に田んぼの管理をして参りました。農薬を散布する代わりに「竹酢液」を使用して、虫対策も欠かさず取り組んできました。

また「筍香米」の収穫時には、だてがけ(はざがけ)という作業をし、自然のまま天日乾燥させます。竹で稲架掛けを作り、収穫した稲を天日干しにし、水分量14~16まで自然乾燥させます。手間暇はかかりますが、『だてがけ(はざがけ)』をすることにより、旨味や栄養素が粒に集中し、通常のお米よりも美味しくなります。※「だてがけ」は地域によって呼び方が変わります。

ボランティアの方にもご協力を頂いて「収穫祭」を開催しました。農家さんが自家製のピザ窯でピザを焼いてくださったり、BBQを行いながらみんなで収穫を楽しみました。

本来は捨てる部分となる筍の皮を発酵させることで肥料に変え、循環型となり農薬を使わない代わりに竹酢液を使う。手間暇はかかっておりますが、竹農家である岡さんの特性とこだわりと愛が沢山詰まったお米です。
《最後に》
2024年11月11日に「筍香米」の新米を三重県の伊勢神宮の外宮と内宮へ奉納させて頂きました。昔から神様へ奉納をすることを営みの一部として農に携わってきた日本人のアイデンティティを思い出すとともに、こういった活動を通して次の時代にそういった日本人が古来から大切にしてきた生き方を継承していければ幸いです。
意識を向けて、手間を掛けただけ作物や植物たちは人の向けた意識に応えてくれます。そういった意識を持って育てられた「筍香米」を是非ともお召し上がりください♪それでは、今後もTENMEI SHOPを宜しくお願い致します。